過去の記事＞＞２００９年の展覧会 200９年 開催期間 展覧会名 出展者 内容 ０９．１０．３（土）〜１０．１８（水） ‘０９芽楽ミニアチュール展 ＩＭＰＲＥＳＳＩＶＥ　２００９〜２０１０ 芽楽とご縁のある作家達 平面、立体 展示風景 ■展覧会について 　年末恒例のミニアチュール展を１１月２８日〜１２月１３日に開催いたします。当ギャラリーとご縁のある６６名の作家が出展します。昨年まで参加の作家に加えて、新たに１７名の魅力ある作家が加わりました。年令は2０歳代の若手作家からベテラン作家まで。作家の地域分布は中部地区が中心ですが、北は東北から南は四国まで。海外は、デンマーク、スペインの作家が出展します。ジャンルは絵画、版画、彫刻、写真、立体造形、ガラス、陶芸作品など多岐に亘ります。作品は夫々今最も関心のあるテーマで制作いたします。　小品ですが力作揃いです。（芽楽） □出展作家 秋田光彦（水彩画）　ａｎａ（陶芸）　荒川朋子（油彩）　安藤知哉（陶芸）　石倉悦加（平面）　泉田之也（陶芸）　伊藤孚（ガラス）　伊藤里佳（版画）　打田翠（陶芸）　大泉讃（陶芸）　大島信人（油彩）　　岡川卓詩（平面）　 尾形アツシ（陶芸）　梶千春（立体造形）　片山高行（油彩）　　　片山浩（平面）　　　鴨頭みどり（陶芸）　　　栢野紀文（陶芸）　　川村友紀（銅版画）　紀平晃子（立体造形）　グスターボ・カルボー・Ｂ（平面）　源馬菜穂（油彩）　小澤輝余子（平面）　小澤順一（陶芸）　古嶋亜季代（写真）　小林洋士（木工）　近藤千鶴（平面）　酒向絵美（ガラス）　笹野恵子（平面）　澤村佳代子（平面）　　　柴田さやか（平面）　柴田節郎　（陶芸）　柴田麻衣（（平面）　新海文子（版画）　杉村　徹（木工）　杉本　充（平面）　鈴木かおり（版画）　鈴木秀昭（陶芸）　高山大（陶芸）　田鶴濱守人（陶芸）　田鶴濱優香（陶芸）　　多和田千春（（陶芸）　塚本智也（絵画）　徳田幹也（油彩）　冨本泰二（陶芸）　冨本大輔（陶芸）　西村むつ子（キルト）　長谷川直美（銅版画）　早川知加子（平面）　広瀬淑子（平面）　福田良亮（油彩）　藤原優子（平面）　藤原葉子（彫刻）　べっきしょうこ（平面）　増田恵助（油彩）　松塚イｴンセン哲子（立体）　松永泰樹（陶芸）　森一洲（平面）　山口恵味（版画）　山下強志（立体）　山田晋一郎（陶芸）　山田想（陶芸）　湯山治子（陶芸）　吉田淳治（平面）　吉田瑠志有（版画）　渡辺直彦（日本画） ０９．１０．３（土）〜１０．１８（水） 吉田淳治展 ー絵画風景ー 吉田淳治 油彩 会場風景 ＫＦ−６１ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＫＦ−６２ ■展覧会について □作家コメントと略歴 企画展の合間に、時折吉田さんの作品を掲げて、一人悦に入っている。 水彩は水彩らしく、油彩は油彩らしく・・・極められていると思う。 その良さを言葉にするのは難しい。 深く澄んだ色。 せめぎ合う色と色がかもす緊張感。 味わい深い絵肌。 観ることの幸せを感じさせる絵です。 今展では、次々と傑作を生まれている��絵画風景″シリーズ（油彩）の新作を発表します。 ー　芽楽 風景とは風の景 空間がなければ 何も見えない 自然、物、人 全部風景 ５８年取り込んできた からだを 画布の前におく あとは筆の連続タッチ が教えてくれる 真新しい風景 　　　吉田淳治 １９５１年　愛媛県宇和島市生まれ 現代画廊、紀伊國屋画廊、始弘画廊（東京）、マエダ画廊、ギャラリー芽楽（名古屋、　新潟絵屋、松山三越、宇和島市立伊達博物館他、個展多数. ※２０１１年に町立久万美術館（愛媛県）、　砂丘館（新潟市）で展覧会の予定 ０９．１０．３（土）〜１０．１８（水） 松永泰樹陶展 ー凛とした白− 松永泰樹 陶芸 会場風景 蓋の有る一輪挿　　　　　　　　　　　　　　　　　蓋の有る小壺　　　　　　　　　　　　　　　　　　各自平鉢　　　　　　　　　　　　　　　　　 ■展覧会について □作家コメントと略歴 　１９７７年、瀬戸窯業学校専攻科を修了の後、マレーシアとメキシコで夫々３年間の制作活動と陶芸指導の体験を持つ。 　帰国後、多治見市市之倉に工房を構え、全国各地で発表を続けており、今や多くのファンに支持されている。 　素材は磁土、陶土いずれも使われるが、一貫して「白」を基調ととしている。「やわらかな白」「涼やかな白」など様々な表情を楽しませてくれる。色に限らずカタチや質感も長い時間をかけて練り上げられており、落ち着いた美しさー松永さんの美意識が感じられる。 　今展では新たな白釉による幾つかの試みもあり楽しみです。 白磁の食器や花器、彩色を加えたオブジェなど新作を発表します。（芽楽） 白い焼物が好きで作り続けていますが 　　 真っ白なモノには少しの気恥ずかしさを感じます。 白土のやわらかな白、 白磁の涼やかな白、 そして今回、もう一つ新しい白が加わりま した。 まだ名前を持たない白釉です。 　　松永泰樹 1977年　瀬戸窯業学校専攻科修了後 マレーシアAw pottery 勤務 1981年　メキシコトルーカ陶磁器学校勤務 1985年　多治見市市之倉に「松永工房」開窯 ●陶磁器デザインフォーラムせとグランプリ　日本クラフト展優秀賞　他 ●個展　黒田陶苑（銀座）　札幌三越　他 　全国各地で多数開催、当ギャラリーでは２００６年以来２度目。 ０９．９．５（土）〜９．２３（水） 安藤陽子展 ー青ー 安藤陽子 日本画 会場風景 ｐｏｒｔｒａｉｔ−１２ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｐｏｒｔｒａｉｔ−１２ ■展覧会について □作家コメントと略歴 　安藤陽子は長野県安曇野生まれ。 愛知県立芸術大学大学院で日本画を学んだ。画布や絵具に日本画の技法が使われているが、細部に独自の技法も試み、その表現は現代性を帯びている。 　２００５年来、一貫して人物表現であるが、独自の技法が表情に深みを与えている。これまで女性像を主に描いてきたが、若い女性の一瞬の表情ー「やさしさ」「温もり」「儚さ」「強さ」など・・そこには普遍的な美しさが感じられた。 　今展では表現域を広げ、若い男性像も描いているが、女性像同様、安藤の瑞々しい感性が感じられる。 　２００８年、シェル美術賞に入選を果たし、今後さらなる活躍が期待される。（芽楽）　 人がもつ時間と 今とこれからを生きていく　しずかな意志を 作品に　しみこませたいと 思い、描いています。 たくさんのひとの心に まっすぐ届くことを願って。　　　　　　 ー安藤陽子 １９７９　　長野県生 ２００３　　第８８回秋の院展入選 ２００５　　愛知県立芸術大学大学院日本画研究科修了　 ２００６　　個展　ギャラリー芽楽（名古屋）、‘０７、‘０９ ２００８　　シェル美術賞入選　 ２００９　　個展　ＮＯＤＡ　ＣＯＮＴＥＭＰＯＲＡＲＹ（名古屋）　 ０９．９．５（土）〜９．２３（水） 栢野紀文陶展 ーうつわライオット− 栢野紀文 陶芸 会場風景 三段ハコ　　　　　　　　　　　　　ポット　　　　　　　　　　　　　　お椀 ■展覧会について □作家コメントと略歴 心を解き放ちながら創作に向かう。手の赴くままに土を重ね、好きな色を施していく。表も裏も上も下も横も縦も、付け足しても削っても、あらゆる面は、栢野にとって表現の対象である。「内から現れた形と色」を探りながら模索を続ける。 　当ギャラリーでは4度目の個展、テーマは「うつわライオット（ライオット＝氾濫、暴走）」。「初心に帰って、思いっきり遊びたい」と語った栢野紀文の新作、ご期待ください。（芽楽） ライオットとは『暴動・暴走』の意味です。初心にかえりはっちゃけた時代にインパクトを与えるうつわをつくりたいです。初心の暴走、うつわ゛初心゛ライオット です。ー栢野紀文 1971　　岡山県生 199７　　岡山大学教育学部美術教育研究科修了。 　　　　　　滋賀県陶芸の森研修生、 　　　　　　第３５回朝日陶芸展グランプリ 1998　　愛知県常滑市に移る。吉川正道氏のもとで勉強（２００４独立） 個展　　全国各地で開催、 　　　　　当ギャラリーでは‘０５、‘０６、‘０７年開催 ０９．８．１（土）〜８．１６（日） 笹野恵子展 ーＶｏｙａｇｅー 笹野恵子 平面 会場風景 ｖｏｙａｇｅ　＃１０ ｖｏｙａｇｅ＃８(sold out) ■展覧会について □作家略歴 　笹野さんは１９７９年大分県生まれ。愛知教育大学及び大学院で版画を学んだ。しかし卒業後は油彩に重点を置いて制作している。２００５年の瀬戸市美術展（優秀賞）、はるひ美術館の夢広場はるひ絵画ビエンナーレ、２００６年の名古屋市美術館の「名古屋」の美術ーこれまでとこれから、そして２００９年の名古屋発現代美術展２００９　など入選を重ねてきた。 　今展では２００５年来テーマとしている「舟」をモチーフとした作品を展示します。広い空間に漂うＢｏａｔは、不安定な社会に生きる現代人の人生ー不安や意志ーを想わせる。（芽楽） 1979　大分県生まれ 2003　愛知教育大学大学院美術科終了 　　　　個展　ギャラリーＡＰＡ（名古屋市） 2004　中部総合美術展　　愛知県美術館（名古屋市） 2005　瀬戸市美術展　優秀賞　瀬戸市美術館（瀬戸市） 　　　　夢広場はるひ絵画ビエンナーレ　　はるひ美術館（愛知県春日町） 2006　「名古屋の美術ーこれまでとこれから　　名古屋市美術館（名古屋市） 2007　個展　　ギャラリー芽楽（名古屋市）　‘０９ 2009　名古屋発　現代美術展２００９（ＤＩＴＥＣ　名古屋市） 収蔵　ブラザー記念病院（名古屋市）　２００８年 ０９．８．１（土）〜８．１６（日） 尾形アツシ陶展 ー家族のうつわ�U− 尾形アツシ 陶芸 会場風景 　尾形さんは１９６０年東京生まれ。３０代半ばに陶芸に出会うまでの人生は変化に富んでいる。学生時代の山歩き、社会に出てからは演劇の世界に入ったり、１０年にわたる雑誌編集の仕事、タイ、インド、ネパール漫遊等々・・。自然や人間社会で揉まれた尾形さんを形成するこれ等の体験は、少なからず創作活動にも影響を及ぼしている。暖かみのある自然なフォルム、深く渋みのある色あい、勢いのあるタッチ・・これ等の作品は尾形さんの個性をなしている。食材や花との相性も誠に良い。 　そして瀬戸から奈良に工房を移して２年。里山の豊かな自然に恵まれて新たな魅力を加えて生まれてきた作品たち、今展ではどんな表情を見せてくれるでしょうか。お楽しみください。（芽楽） 1960　東京都生まれ 1996　愛知県立窯業高等技術専門校卒業 1998　愛知県瀬戸市にて独立 2007　奈良県宇陀市に工房を新設 個展　全国各地で個展開催。当ギャラリーでは,２００7年に続き3度目の開催です。 ０９．７．４（土）〜７．１９（日）　 西村むつ子展 ーｇｕｓｈー 西村むつ子 ファブリック 会場風景 会場風景　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｇｕｓｈ ■展覧会について □作家略歴 　　キルトに携わってそろそろ３０年を迎える。様々な素材や色の異なる布、糸、ハサミやミシン、時には絵の具などで作品を制作する。絵画のコラージュのようにパーツを貼り付けていく作業には頭を解放する作用があるようで、キルトの制作も遊びの要素を含んでいる。３０年の歴史は楽しさ故でもある。この間、数々の受賞を重ね、また多くの後進を育ててきた。 　現代美術に通じている西村さんは抽象的な作品が多い。色や素材を選び、四角に並べる。目的はなく。ただ心地よく。ひとつ、ふたつ、上方に、斜め下に、渋めの橙、碧緑、なんでもない無色・・・いつの間にか作品が完成する。空や森や水辺、心の風景、小さい頃の思い出などなど・・想像力を働かせてお楽しみください。（芽楽） 1980　キルトを始める 1982より　 2人展、グループ展　多数開催 1984　キルト講座開設 1985　写真集「絵キルト散歩道」発行 1988より　毎年 個展開催　（名古屋）（東京）（パリ） 2000　世界キルトカーニバル名古屋2002プロジェクト 2004　「パリ・美の解放展inルーブル」byfabric パリ（フランス） 　　　　「世界のキルト作家100人展・日本の美」 出品 2005　「 日本・イタリア美の新生展」ｂｙfabricシチリア（イタリア） 受賞歴　インターナショナルキルトウィーク横浜'98グランプリ受賞他受賞歴多数 ０９．７．４（土）〜７．１９（日）　 寺田光晴吹きガラス展 ーＲｅ：ｌｉｇｈｔ− 寺田光晴 ガラス 会場風景 ■展覧会について □作家略歴 　幼い頃からアートへの関心は強かったが、ガラスという素材を意識したのは、多摩美大入学後のことである。学内展でみたガラス作品が衝撃的な出会いであった。素材の美しさ、殊に色は他のどんな素材よりも鮮やかに見えた。2年次よりガラスコースを選択し、伊藤孚氏の指導を受ける。 　それ以来飽きるなくガラスに没頭してきた。卒業後はあづみ野ガラス工房、豊田町新造形館で研鑽を積み、ガラス制作の全行程をマスターし、２００５年磐田市に工房を築く。　これまで朝日現代クラフト展グランプリを初め数々の受賞歴を持つ。 　最近は「周囲の空気との調和」「見る人との関係」を意識しながらより高いレベルへの模索続けている。 　今展のテーマは「Re: light」、素材として蛍光灯のリサイクルガラスを使用し、新たな作品として蘇えらせている。透明でもなく、カラフルさも無いが、心地よい色味と気泡により、これまでのガラスにない風合を醸している。 　季節感のある器やオーナメントなどお楽しみください。（芽楽） 1971　静岡県生まれ 1994　多摩美術大学立体デザイン科卒業 　　　　あずみ野ガラス工房（〜９９） 2000　豊田町新造形創造館にて活動（〜０５） 2005　静岡県磐田市に創作ガラス寺田設立 受賞歴 1996　朝日現代クラフト展グランプリ受賞 1998　現代ガラスの美ｉｎ薩摩　入選 1999　日本のガラス展入選 2004　東海伝統工芸展入選（以降連続） 2006　東海伝統工芸展　松坂屋賞 個展　 全国各地にて多数開催 ０９．６．６（土）〜６．２１（日） 渡辺直彦展 ー生命の記憶ー 渡辺直彦 日本画 会場風景 「記憶の襞�T」　　「記憶の襞�U」 ■展覧会について □作家略歴 渡辺直彦さんは愛知県立芸術大学（日本画）を卒業後約５年間イギリスに留学し主に版画を学んだ。帰国後名古屋造形芸術短期大学を経て現在は名古屋造形大学准教授を務める。これまで一貫して自然をテーマにしてきた。前回の個展までは、京都府美山町の芦生の原生林に毎年分け入って、その森の変化を敏感に感じながら、その移りゆく様を作品化してきた。そして今展では「花」をモチーフとしてその神秘性を描く。 　古来、人は自然から多くのことを学んできた。時に大きな脅威をもたらすこともあるが、人の心をも再生する力も持つ。素直に向き合えば、多くのヒントさえ与えてくれる。自然とじっくり向き合いながら制作する渡辺直彦「生命の記憶」展是非ご高覧ください。（芽楽） 1966　　名古屋に生まれる。 1989　　愛知県立芸術大学美術学部日本画専攻卒業 1996　　セントラルセントマーチンス大学（ロンドン）大学院修士課程修了 　　　　　現在名古屋造形大学准教授　 　　　　　英国王立版画協会準会員、国画会会友 個展 2000　　渡辺直彦版画展（松坂屋本店　美術画廊　名古屋） 2003　　Ｂｅｇｉｎｎｉｎｇ　ａｎｄ　Ｅｎｄｉｎｇ　ｏｆ　Ｌｏｖｅ（ギャラリー芽楽　名古屋） ２００５　　Ｔｏｗａｒｄｓ　Ｎａｔｕｒｅ（ギャラリー芽楽　名古屋） ２００７　　Ｆｏｒｍ　ｏｂ　Ｎａｔｕｒｅ（ギャラリー芽楽　名古屋） グループ展　　英国他多数 受賞歴　　ジュリアントレビリアン記念賞　　ナショナルプリント展 ０９．６．６（土）〜６．２１（日） ��山大陶展 ー威風ー ��山大 陶芸 会場風景 「威風」「耳のある白い壺」「耳のある黒い壺」 ■展覧会について □作家略歴 　陶芸の道１３年を迎える。京都の近藤��弘氏のもとで５年の修行を積んだ後、��山はアフリカに向い、土器の制作に携わった。この体験が彼の創作の源となった。縄文や弥生そしてアフリカの土器にはてらいのない力強い造形、素朴さ、あたたかさがある。高山は土器のこれ等の特性を大切に生かしつつ、工夫に工夫を重ね、質や形に自らのオリジナリティを表現しようとしている。これまでの作品にはプリミティブな感覚とリズムやスピードなど現代美術に通じる感性も併せもっている。さらに創作の課程のなかで「ＡＳＵＫＡ」「ＢＯＲＥＬＯ」などのオブジェ作品も制作し、いくつかのヒントも得た。　　そして今年、オブジェに一つの区切りをつけ、創作の原点である「土器」制作に重きを置く。��山の創作に対するひたむきな姿勢は真摯である。目指す方向は、より広く、深く、強く、美しく・・挑戦は続く。「威風」ご期待ください。（芽楽） 1972　　三重県津市生まれ 1996　　近藤濶氏、近藤��弘氏に師事 2001　　独立 2002　　個展（京都高島屋美術工芸サロン） 　　　　　タンザニア・ブジョラ村にて土器の研究制作 2003　　個展（久居庵早田）　‘０７ 2004　　「Ａｓｉａｎ　Ａｒｔ　Ｎｏｗ」（ラスベガス） 2005　　個展（パラミタミュージアム小ギャラリー　　他） 　　　　　朝日陶芸展入選 2006　　国民文化祭陶芸展知事賞受賞 2007　　個展（赤坂乾ギャラリー/東京　他） 　　　　　個展（赤坂乾ギャラリー/東京　他） 2008　　個展（ギャラリー芽楽/名古屋市）　　　　 ０９．５．９（土）〜５．２４（日） 藤原優子展 ーｓｃｅｎｅｒｙー 藤原優子 平面 会場風景 ■展覧会について □作家略歴 　藤原優子はこれまで一貫して「白」の世界を追及している。制作手法や素材もテーマによって異なる。完成された作品は、「白」の奥行きと広がり、そして透明感のある心地よい空間を作りだす。一昨年当ギャラリーでのwaterをテーマにした個展では、木材に波紋を彫り込み、白い塗料を塗りさらにアクリル板で表面処理を施した。今展でも新しい素材が使われている。「時間とともに消えゆく現象や、果てしなく広がる空間ーscenery」を表現すべく、エアーブラシや筆で描かれた表面に透明な細い糸が全面に張ってある。糸には一部着色もしてある。糸の微妙な陰影や質感が、描かれた画面と呼応して動きやぶれなどの映像的効果を与えている。作品は深い静かさを湛えており、日本人が求めてきた深い精神世界を現代的表現で捉えている。（芽楽） 1968　　東京に生まれる 1991　　多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業 1992〜　個展、グループ展に出品 1997　　ポーラ美術振興財団より在外研修助成金を受けニューヨークにて１年間滞在 2006　　「房　ふさー３人展ー」ギャラリー芽楽（名古屋市） 　　　　　‘０６、芽楽ミニアチュール展　‘０７、‘０８ 2007　　個展　ギャラリー芽楽（名古屋市）‘０９年 ０９．５．９（土）〜５．２４（日） 鈴木秀昭　作品展 鈴木秀昭 陶芸 会場風景 space mandara katakuchi 　　　　　金銀彩光鱗花器　　　　　　　　　　　　　　ａｕｒｏｒａ輪花鉢 ■展覧会について □作家略歴 　鈴木秀昭は１９５９年東京生まれ。 学業（米国ユタ州立大学）を終え、一旦マスコミ関係の仕事に就いたが、組織的なところに馴染めず、一人で出来る仕事を求め陶芸家を志す。九谷焼技術研修所で３年間、基礎を身に付けた後、カナダ、オランダ、アメリカ、韓国の美大やアートセンターなどでも研鑽を積んだ。 　九谷と海外、この二つの体験は自ずと作品に影響を及ぼす。九谷からは金銀紅彩色の鮮やかな器やオブジェ。海外体験からは、逆に日本的感覚を自覚した縄文的オブジェ作品。二つの流れが相互に影響を与えながら並行して制作が続いている。それらの作品には地域性、時代性を越え、知らず知らず身についた自らの感性（個性）が反映されている。カタチの面白さの加え、幾重にも描かれ、焼かれ、そして鮮やかに彩色された作品達、お楽しみください。（芽楽） 1959　　東京都に生まれる 1986　　アメリカ　ユタ州立大学社会学部卒業 1991　　石川県立九谷焼技術研修所卒業 1992　　ヴァロリス国際陶芸ビエンナーレ（フランス）文化相賞受賞 1993　　アメリカクランブルック・アカデミー・オブ・アート大学院卒業 1998　　ゴールドコースト国際陶芸展（オーストラリア）大賞受賞 2000　　シドニーメイヤー国際陶芸展（オーストラリア）奨励賞 2001　　第５２回ファエンツア国際陶芸展（イタリア）入選 　　　　個展、グループ展多数開催 　　　　　 ０９．４．４（土）〜４．１９（日） グスターボ・カルボー・Ｂ /紀平晃子展 ーカタルーニア・大地と空と風ー グスターボ・カルボー・Ｂ /紀平晃子 平面 会場風景 グスターボ・カルボー・Ｂ「発祥のカタチー対話」　　　紀平晃子「雲：太陽と曇り空とオリーブ」 ■展覧会について □作家略歴 　スペイン人作家、グスターボ氏は１９４１年バルセロナ生まれ。バルセロナ大学美術学部にて建築並びに美術を学び、1970年以降内外個展参加展は１００余を数え、１ｔｈバルセロナ市主催スペイン絵画展大賞など数多くの受賞歴を持つ。また作品はマドリッド現代美術館、バルセロナ近代美術館などに所蔵されている。 　グスターボ氏夫人、紀平晃子さんは名古屋造形短大卒業後５年を経て単身スペインへの旅へ。バルセロナ滞在中アーティストグループに入り、その頃グスターボ氏の協力を得ながら創作活動を行い、その後世界各地で優れた展覧会を開催してきた。 　二人が居住するカダケスはスペイン、カタルーニア地方にある。厳しさと美しさを兼ね備えた自然、いく多の戦いの歴史、その中で育まれ、かたくなまでに守られている生活の習慣と独自の文化、カタルーニアの人々は、この地に誇りを持ち、愛し、生活を楽しむ。ピカソ、ダリ、タピエス、カザルスなど多くのアーティストを輩出した土地でもある。 カタルーニアを愛する二人は、おのずからこの土地に根ざした作品を創作している。作品は抽象画であるが、カタルーニアの大地、澄んだ空、海、白壁、赤い屋根、オリーブなどが垣間見え、牧歌的風土が感じられる。そこにはカタルーニアの風が吹いている。（芽楽） ■グスターボ・カルボー・Ｂ略歴 1941　バルセロナ生まれ 1968　建築学を志した後美術科専攻。バルセロナ大学美術学部卒業。 展覧会 1970　スペイン文化庁主催　"スパニッシュアーテイスト展",　　ニューヨークUSA 1973/74　 "15th Katalanische Malher 展" Mannheim,Konstance等ドイツ各都市巡回　 1977　" Niavaran Center-スペイン現代美術展", テヘラン IRAN 1978　" Europaischen-Druck Grafick展" ハイデルベルグ　ドイツ 1982/83　 " Arco 国際アートイベント展" マドリッド　SPAIN 1998　ギャラリー "DIRK WEINGARTZ", 個展　Mayen, ドイツ 2000　ギャラリー "LLEONART"個展 Barcelona. スペイン 2005　ギャラリー "SURCOS",ニ人展 Madrid.（スペイン）アートフェアINART-2005 2008　アートフェアART MADRID.マドリッド、ギャラリーMARGES-U.-CADAQUES 二人展。 ■紀平晃子略歴 1960　名古屋市生まれ 1982　名古屋造形芸術短期大学修了 1988　Barcelonaへ渡西。 LLOTJA 芸術専門学校版画科入籍 1992　Cadaqu?sに在住 展覧会 1995　ギャラリーRACKEY “CADAQUＥS” 展（BONN -ドイツ）個展Cadaques.(Girona )　 1996　L.K.F.ギャラリー個展 (香港.)　 1997　ギャラリー 4 CATS個展（名古屋） ギャラリー141個展（名古屋） 1998 アートスペースCasino de Cadaquｅs二人展with GUSTAVO CARBＯ.（Girona ） 1999 "地中海展-12 人の美術家展 “ Genovevaburg美術館（Mayen -ドイツ他） 2001 GIRONA市立アラブスタイル水浴跡博物館 “石と紙．その対称”展　(Girona ) 2003"カタルニアの風-現代美術展”- KV21美術館. (東京)他 2005 ギャラリーIN TOUCH. 個展 （Zug -スイス） 2008 ART MADRID アートフェア　with GALERIA MARGES-U (Madrid - スペイン) ０９．４．４（土）〜４．１９（日） ａｎａ作陶展 ａｎａ 陶芸 会場風景 壺　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　水盤　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飯碗 ■展覧会について □作家略歴 新しい陶芸作家のご紹介をいたします。 ａｎａ、１９８１年栃木県生まれ。東北芸術工科大学及び瀬戸市新世紀工芸館でその基礎をまなび、その後瀬戸市にてアトリエを構え、制作を続けている。研鑽の課程のなかで、朝日陶芸展をはじめ、いくつかの登竜門ともいうべき公募展に応募しその都度入選を果たし、その評価は高まりつつある。 　作品はこれまで変遷を重ねている。公募展では薄い白磁のオブジェが主体であったが、作品に釉薬が使われることはほとんどなかった。その後,土と灰のあまりの自然な関係性に感動を覚え釉薬の面白さ追及している。 　陶芸の道８年、一定の成果を得ての今回の発表は第１ステップ、今後の展開が楽しみな作家である。（芽楽） 1981　栃木県生まれ 2005　東北芸術工科大学　卒業 　　　　長三賞陶芸展　入選 2006　織部の心作陶展　金賞 　　　　朝日クラフト展　入選 　　　　益子陶芸展　　入選 　　　　朝日陶芸展　　入選 2007　瀬戸市新世紀工芸館終了 2008　国際陶磁器美濃フェスティバル入選 現在　瀬戸市にて制作 ０９．３．7（土）〜３．２2（日） 石倉悦加展 ーｐｏｒｔｒａｉｔ− 石倉悦加 平面 会場風景 おんがくかい ■展覧会について □作家略歴 　石倉さんはサンフランシスコの障害をもったアーティストと共に試みたＮａｒｒａｔｉｖｅ　Ｐａｉｎｔｉｎｇ〔物語絵画）をきっかけに物語性のある作品を描いている。山羊や兎、犬などの動物を主役に平和でほのぼのとしたシーンを表現する。その表情は思慮深く愛に満ちている。そして観る人々を幸せな気持にしてくれる。 　今回のテーマは「ｐｏｒｔｒａｉｔ」、楽しい物語を思い描いてください。（芽楽） ■作家コメント 子供の頃音楽室にあった くるくる頭のバッハの肖像をみていたら どうしてこの髪型にしたんだろ・・ 毎朝甘いミルクをのんでそうだな・・ とおかしくなってきた事を思い出します。 そんな感じで日常の背景を感じ乍ら観ていただけたら幸いです。ー石倉悦加ー 1974　　名古屋市生 1997　　名古屋芸術大学美術学部絵画科版画コース研究科修了 2003　　サンフランシスコｃｒｅａｔｉｖｅ　ｇｒｏｗｔｈ　ａｒｔ　ｃｅｎｔｅｒ滞在制作 個展・ グループ展 1994　　Ｋ１０９展（名古屋市民ギャラリー）、１９９５、１９９７、２００４ 1995　　全国大学版画展（町田国際版画美術館） 1996　　街はいまアートであふれる（一宮/ｅｖｅ）、１９９７ 1997　　個展（ギャラリーＤＥＣＯ） 1999　　ｊａｐａｎｅｓｓ　ｈａｐｐｉｎｅｓｓ　ｏｒ　ｕｎｈａｐｐｉｎｅｓｓ（バンコク）　 2000　　ベトナムタイ日本現代美術交流展（船橋市民ギャラリー） 2003　　ＩＮＤＥＸ（ギャラリー芽楽＋名古屋三菱自動車榮ショウルーム） 2004　　芽楽ミニアチュール展、２００５、２００６、２００７、２００８ 2005　　個展「白山羊家」（ギャラリー芽楽/名古屋） 2007　　個展「ｍｕｒｍｕｒ」（ギャラリー芽楽/名古屋） ２００９　個展「ｐｏｒｔｒａｉｔ」（ギャラリー芽楽/名古屋） 　　 ０９．３．7（土）〜３．２2（日） ー夢在る日々にー 濱比嘉詩子陶彫展 濱比嘉詩子 陶彫 ■展覧会について □作家略歴 　濱比嘉詩子さんは１９７７年、常滑生まれ。高校生の頃、奈良のお寺をめぐり、仏像の美しさに感動し、彫刻家を志し、沖縄県立芸術大学で彫刻を学んだ。卒業後間もなく常滑で陶彫の制作をはじめる。 古（いにしえ）の風情を醸すそれらの作品は澄んだ空や豊穣な大地、心地よい調べを想起させ、その表情は慈愛に満ちている。 今展のテーマは「夢在る日々に」。冬の寒さも緩み、一斉にあらゆる生命が芽吹く春の到来、それに呼応するかのような濱比嘉さんの新作、お楽しみください。（芽楽） 1977　　愛知県常滑市生まれ 2002　　沖縄県立芸術大学彫刻専攻卒業 2003　　常滑市にて制作をはじめる。 個展・ グループ展 2004　　「木彫　木の魅力」（那覇市民ギャラリー）、常滑市民展　市長賞 2005　　個展　ＮＡ、ＫＡ、ＭＡ（常滑市）、風華（刈谷市）‘０６ 2006　　個展　ａｒｔ＆ｄｅｓｉｇｎ　ｒｉｎ（常滑市） 2007　　雲太寺（北名古屋市）に菩薩と鳥計20体設置 　　　　　個展ギャラリー芽楽（名古屋市） 2009 　　　　　個展顕美子（名古屋市） ０９．2．7（土）〜2．２2（日） 福田良亮展 ー常夜灯ー 福田良亮 油彩 会場風景 「夜の家」 ■展覧会について □作家略歴 　３回目の個展を迎える。若い作家の１年の変化は大きい。過去２回の作品には、深いカオスを表すようなこの作家独特の深く美しい赤が表現されていた。そこには不安の色も滲ませていた。 　そして今、雲間からの眺めのように少しづついろいろな美しい色が見えてきた。 年を経る毎に確かな足取りが感じられる福田良亮２８歳。今展のテーマは「常夜灯」、福田の新作を是非ご高覧ください。（芽楽） 1980　　名古屋市生 2000　　多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻入学 2002　　同大中退 個展 2002　　河合塾美術研究所（三鷹） 2005　　西瓜糖（阿佐ヶ谷） 2006,`07　　ｒｏｏｆ　ｃａｆｅ＆ｂａｒ　ｇａｌｌｅｒｙ（国分寺）西瓜糖（阿佐ヶ谷） 2007,`08,`09 ギャラリー芽楽（名古屋市） グループ展 2000〜　　新宿アートギャラリー、ｋｅｙ　ｇａｌｌｅｒｙ、青樺画廊、ＮＩＣＨＥ　ＧＡＬＬＥＲＹ 　　　　　　八王子夢美術館、ギャラリ−汲美他で開催　 ０９．2．7（土）〜2．２2（日） 杉村徹木工展 杉村徹 木工 会場風景 スツール　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　豆皿 ■展覧会について □作家コメントと略歴 そこにあるだけで　 　居心地の良い空間が生まれる 窓の日差しを感じながら 　　音楽を聴く、本を読む、書に向かう 憩いのひととき 　　食事を楽しむ、お酒を嗜む。 テーブル、コンソール、イス、棚、スツール、トレー、小箱・・ 良い時間を作ってくれる 　　愛おしきものたち 私は仕事をする上で、普段から心ひかれるもの、例えば、植物の種や貝殻や錆びた鉄片、何かの抜け殻や朽ち果てようとしているもの、色々な音楽、ある種の小説や写真、それらのものの何に私はひかれるのか、ということの確認作業をしている、と感じています。 　また私の中に詰まっている、それらのものから感じたことを、カタチにしています。重厚な感じにはあまりしたくないです。軽やかな中にどこか心地いい緊張感のあるものが好きです。手を動かして削り込んでいって、変わっていくカタチや線が自分の感覚にピタッと合った瞬間を見逃さないようにしています。またその瞬間が楽しいです。ー杉村　徹ー ■作家略歴 1956　　兵庫県西宮市生まれ 1984　　長野県松本技術専門学校木工科卒業 1984〜92　　長野県穂高町と愛知県半田市の家具メーケーに就職 1992　　独立後　Ｋｎｏｔ　ｗｏｏｄ　ｗｏｒｋｓ　設立 個展　　全国各地で多数開催　 ０９．1．１０（土）〜1．２５（日） 片山浩展 ーinto the depths of the treesー 片山浩 平面 ■展覧会について □作家略歴 　片山浩は、1971年大阪市生まれ。名古屋芸術大学美術学部、愛知県立芸術大学大学院美術研究科でで版画を学んだ.版画とドローイングのそれぞれの特性を生かしながら精力的に創作、発表を行っている。 　ヨーロッパ、アジアなど海外でのワークショップにも積極的に参加しており、作品に変化と趣を与えているようである。 　今展の作品は昨年参加したドイツ、ハノーファーでのワークショップでヒントを得た作品であり、新鮮な目で捉えた彼の地の自然や建造物、モノ、コトなどが片山の内的思考も絡んで作品化されています。ご高覧ください。 1971　　大阪市生まれ 1994　　名古屋芸術大学美術学部絵画科洋画専攻版画選択コース卒業 １９９７　愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了 □個展 1996　STITCH（ガレリア・フィナルテ／名古屋 98，01、04） 1999　printings（ギャラリーAPA F2／名古屋 03） 2004　one mimute ago（ギャラリーAO／神戸） 2006　Scent / Water / Light （King Mongkut's Institute of Technology／バンコク／タイ） 2006　Ｓｃｅｎｅ（ギャラリー芽楽/名古屋） 2007、２００９ □グループ展 １９９４年以来、名古屋、バングラディシュ、タイ、東京、デンマーク、などで多数開催。 ０９．1．1０（土）〜1．２５（日） 鯉江明新作展 鯉江明 陶芸 ■展覧会について □作家略歴 　陶芸の道に入って８年を経ようとしている。天竺の窯作りをきっかけに「火」への興味から始まり、土づくり、ろくろ、釉薬づくりと作陶へのステップを着実に身につけながら、創作対象も広がり、作風も日を追うごとに大きく、力強く、表情豊かになっている。集中して数多く作るなかに内面からにじむ自然さや、形や色、質感も一つ一つ異なる変化の面白さが楽しい。さらに、薪窯（一貫して薪窯を使用）による火の働きが一層味わいを深めている。(芽楽） 1978　愛知県常滑市生まれ 2001　天竺無鉄砲窯築窯に参加 2005　個展　うつわ菜の花（（小田原市） 以降名古屋、小田原、東京などで個展開 当ギャラリーでは‘０６、‘０７、‘０９年個展開催