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 Gallery 芽楽 A室 


会期 展覧会 出展者 内容 
 
 
 
 
 2024.5.11(土)~5.26(日)
休廊日 火、水
吉田淳治 油彩展
ー生まれ出るものー
吉田淳治 油彩
 
     
吉田淳治作品 BG-16 500x727mm
   
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■吉田淳治展に寄せて  原田光(美術評論家)    
 寄せて返す

 何かが現われてくるときは、そこにある何かが消えてゆくときなんだ。色でも、形でも、そこに現われるときは、先からあったものは消え、隠れ、押しのけられてゆくんだ。そこに現われているものは、先に現われたものを消したのであり、次に現われてくるものによって消されるわけなんだ。現われて消える、現わすことは消すことだということが、ひたすら繰り返される。それが絵なのだ、描くことなんだと、これらの絵はいっている。
 否定され、塗り消されるようにして、背後へ去っていった色、形、タッチたちの痕跡、かすかな気配に、僕は目をやっている。気配が立ちこめて、そっとざわつき、空間になる。寄せて返す海の面を見はるかしている感じになる。波の作用と絵描きの制作は同一かもしれない。ひたすらに寄せて返す。空間というのが生じてくるのに立ちあっている感じになる。(原田光)


   
アーティストステイトメント    
生まれ出るもの 吉田淳治 油彩展
what comes out junji yoshida exhibition

 これまで半世紀近く、若いひところを除き、人や物事を押し出して描くことはなく、風景を通した造形を追い求めてきたように思える。しかし今、縮みゆく自然や、歪みを増す世の中を見るにつけ、未来への寄る辺なさは募るばかり。そんな苛立ちが、知らぬまに画面に忍び込む。だが、及ぼすものが何であれ、頭で捻じ曲げず筆の動くままに委ねてきた身としては、受け入れるほかはない。(吉田淳治)

   
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 作家略歴    
1951年 愛媛県宇和島市生まれ
1970~76年、東京にて制作。
以後宇和島市にて制作。

■個展
現代画廊・紀伊國屋画廊・始弘画廊(東京)
マエダ画廊・Gallery 芽楽(名古屋)
ギャラリー 島田(神戸)
新潟絵屋・砂丘館・画廊Full Moon(新潟)
ギャラリー小蕪亭(長野)
松山三越・田都画廊・町立久万美術館(愛媛)
宇和島市立伊達博物館・畦地梅太郎記念美術館・べにばら画廊(宇和島)
他多数。

■グループ展
ZEIST SLOT(オランダ)、佐々木美術館(仙台)他多数。

■画集
JUNJI Y. WORKS 1986-90
JUNJI Y. WATERCOLOR
絵画のwaltz(ワルツ)― 吉田淳治展


   
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◇レセプション:5月11日(土) 15:00~16:00

◇作家在廊日:5月11日(土)、12日(日)
   


 
 Gallery 芽楽 B室    
 
 
 
会期 展覧会 出展者 内容
 
 
 
 
 2024.5.11(土)~5.26(日)
休廊日 火、水
宮部友宏 陶展
ーふと、ふとー
宮部友宏 陶芸
 
 
   
宮部友宏作品
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.. ■展覧会及び作家について  

陶芸家ではあるが、その枠にはハマってはいない。
既成の美にも捉われず、技法にも捉われず、ジャンルも軽々と超える。
素材も陶とは限らない。絵あり、立体あり・・・。
また時には著名陶芸家の制作アシスト、時には著名建築家とコラボ、
さらに陶芸家育成にも取り組む。
等々巾広くクリエイティブな世界に身を置く。
そんな宮部さんが、今回は「器展」を開催する。
クリエイティブな世界から生み出される「うつわ」、楽しみです。
ご高覧よろしくお願いいたします。

芽楽

 
 アーティストステイトメント  
  
昨日はよく晴れてたが、今日は雨で粘土が乾かないので文を書く。
陶器をやってるとどんなものを作ってるのか?と聞かれるが大抵は、
どんな器をつくってるのか?ということだ。大学ではオブジェを作っていたし、
その後も器を作っていた期間は限られる。だからいつも返事に困る。
でも器から完全に離れたいと思っていない。器は自分に東洋的な部分を炙り出す機会を与えてくれる。
東洋的あるいは日本的な感覚は、信じていない八百万の神が完全にいなくならないのと同じように根深い。
それは雨が降っても晴れてもそこに在る。
ふと思うことを、器を作りながらふと気付くことを形に換えられたらもっと季節と仲良くなれそうだと思う。
春の日にふらっと立ち寄っていただければ幸いです。  

宮部友宏
 
 
 ■作家略歴  
1968 岐阜市生まれ
1994 愛知県立芸術大学美術学部デザイン・工芸科卒業
1995 国際陶磁器展美濃入選/長三賞陶芸展入選
1996 IAC日本会議「東海の現代陶芸」展(名古屋)
1997 陶芸ビエンナーレ入選
1999 朝日陶芸展入選
2021 国際陶磁器展美濃/宮部主宰のstudio recordが銀賞を受賞
2000年以降個展、グループ展多数開催

当ギャラリーでは2022年に次いで8度目の個展です。

 
◇レセプション:5月11日(土) 15:00~16:00 

◇作家在廊日:インスタグラムにてご確認ください。 @tomohiro_miyabe

  
 
 
土 
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会期 展覧 出展者 内容
 

  
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